拡大アイコン 埋め

聖戦士ダンバインからレプラカーン


ビランビー武装強化型として設計された機体で火力の向上が図られており、多くの内蔵火器を搭載している。
しかし、その代償として装甲やオーラ・マルス(筋繊維)が簡素化されたことによりパワーと機動性が低下したため、総合的なバランスが悪く大量生産には至らなかった*1
機体色は赤橙色。
当初は設計者のショット・ウェポンが自らの私兵用として、ドレイク・ルフトにも秘密裏に開発を行っていた経緯がある(後に軍に制式採用)。


試作段階では、ドレイク軍攻撃隊長の地位を追われショットの私兵となっていたバーンが実用テストを兼ねて搭乗。
これまでの雪辱を果たすべくショウ・ザマに挑みダンバインと戦ったが、新型である本機の力をもってしても打ち破ることはできなかった*2
その後は、ジェリル・クチビやフェイ・チェンカといった地上人に支給され、さらに量産されて一般兵にまで行き渡ったのはビランビーの量産とほぼ同時期であった。
なお、コストパフォーマンスの低さと前述の機体性能の不安定さから、ドラムロやビランビーと比べ生産数自体は決して多くはなかったが、内蔵火器を充実させたコンセプトそのものは後の機種に影響を与え、この設計思想を採り入れたライネックやズワァースへと発展した。
負の感情が増大しオーラ力の暴走によって引き起こされる「ハイパー化」現象が初めて確認されたのはジェリルの搭乗した本機であった。
地上界に出たジェリルはドレイク軍とは離れ、悪しきオーラ力をもってギリシャ軍を抱き込み、「ジャンヌ・ダルクの再来」と担ぎ上げられていた。
人の心をも惑わすほどのオーラ力は、やがて極限まで膨れ上がり巨大なレプラカーン像を形成しショウとマーベル・フローズンを圧倒したが、オーラ力の制御を失った機体は自壊を始め、最後はビルバインの一撃により爆散した*3


wiki先生が詳しすぎんだよなぁ。
以下、スパロボ的考察。


初登場はEXから…って、ダンバインシリーズがここからってのは有名か。
本当は2次から出る予定だったけど、版権上の都合で没になったとかいう噂。
それはさておき、後半のダンバイン敵勢力の要となるオーラバトラーですわ。
当然の権利のようにジェリルはハイパー化、つか、ダンバイン出た作品(UXは番組終了後なので省く)ではおなじみのイベントと化してますね。
実はバトルロボット列伝でも何故かビアレスがハイパー化したり*4


とにかく、ズワァースと並ぶ厄介な敵。
遠距離も余裕でこなすので、たくさん出ればそれで厄介なんすわ。


余談では、オーラキャノンが股間についてるから「チ●コ砲」だの「チン●キャノン」とか言われていますね。
ある意味で有意義な使い方だと思うんだけどねぇ、ロマンがあるじゃない。

*1:ただし、第25話でダンバインと格闘戦を演じたバーン・バニングスは「レプラカーンには力がある!」と発言している

*2:第20話では、ダンバインによってコンバーターの片側を失い敗走の憂き目に遭ったが、律儀にも運用データの収集のためとしてズロンとはドッキングせずに片肺飛行のまま帰投している

*3:なお、企画段階でのハイパー化現象の描写は、オーラ・マルスが剥き出しの状態で巨大化するものであったが、あまりにもグロテスクであったため、赤い投射光を使った現行の描写方法に替えられた

*4:これに関しては、逆襲のシャアに出てきた「サザビー」もハイパー化してるんですが…。